400種類を超える固有のブドウ品種を有するアルメニアは、世界最古のブドウ栽培とワイン醸造の発祥地です。数千年にわたり受け継がれてきた古代のブドウから、この地にしか存在しない希少な在来品種まで、それらはアルメニアならではのテロワールと6,000年以上に及ぶワイン造りの伝統を今に伝えています。
🍇赤ワイン品種
アレニ・ノワール
アレニ・ノワール(セヴ・アレニ)は、アルメニアを代表する固有の赤ワイン用品種です。主にヴァヨツ・ゾル地方のアルパ川流域で栽培され、世界最古のワイナリーが発見されたアレニ1洞窟と同じ渓谷を原産地としています。樹齢120年以上の古木も現存し、数千年にわたり栽培が受け継がれています。
カヘット
カヘットは、古代アルメニアのウルミア地方を原産とする固有の赤ワイン用品種です。現在は主にアララト渓谷で栽培され、単一品種ワインのほか、アレニ・ノワールやハフタナクとのブレンドにも使用されています。
トゾット
トゾットは、主にヴァヨツ・ゾル地方の古いブドウ畑で栽培される希少な固有の赤ワイン用品種です。豊かな風味と爽やかな酸味が特徴で、アレニ・ノワールとのブレンドによく使用され、個性豊かなワインを生み出します。
カルムラヒュット
カルムラヒュット(「赤い果汁」の意味)は、濃い色の果汁が特徴のアルメニア固有の赤ワイン用品種です。主にタヴシュ地方で栽培され、深い色合いのワインを生み出します。
白ワイン品種
ヴォスケハット
ヴォスケハットは、「アルメニアのブドウの女王」と呼ばれる代表的な固有の白ワイン用品種です。3,500年以上の歴史を持ち、樹齢150年以上の古木も現存しています。主にアシュタラク、エチミアジン、アルマヴィルで栽培され、美しい黄金色の果実から上質なワインが造られています。
ハトゥン・ハルジ
ハトゥン・ハルジ(「マダム・ハルジ」の意味)は、主にヴァヨツ・ゾル地方で栽培される希少なアルメニア固有の白ワイン用品種です。黄緑色から黄金色の果実を実らせ、地域の個性を映し出す特徴的なワインを生み出します。
ラルヴァリ
ラルヴァリは、主にタヴシュ地方で栽培されるアルメニア固有の白ワイン用品種です。ラルヴァル山に由来する名前を持ち、爽やかな酸味が特徴で、スパークリングワイン、軽やかな白ワイン、アルメニア産ブランデーの原料として広く利用されています。
バナンツ
バナンツは、タヴシュ地方やアララト渓谷、アルマヴィル、アラガツォトゥンで栽培されるアルメニア固有の白ワイン用品種です。バランスの良い味わいが特徴で、アルメニア産ブランデー、スパークリングワイン、テーブルワイン、ジュースの原料として広く利用されています。
カングン
カングンは、アルメニアで最も広く栽培されている固有の白ワイン用品種の一つです。用途が広く、スティルワイン、スパークリングワイン、アルメニア産ブランデーの原料として利用されています。
ガラン・ドマク
ガラン・ドマク(「子羊の尾」の意味)は、主にアルマヴィル地方とアララト平原で栽培される古代から伝わるアルメニア固有の白ワイン用品種です。晩熟品種で、黄緑色から黄金色の果実を実らせ、上品な白ワインを生み出します。
ムスハリ
ムスハリは、アルメニア各地のワイン産地で栽培される古代から伝わる固有の白ワイン用品種です。特にアララト、アルタシャト、コタイク、アルマヴィルで広く栽培され、生食用とワイン用の両方に利用されています。